Claude Code v2.1.310:MonitorのBedrock対応とgateway再試行
Claude Code v2.1.310は、MonitorツールをBedrock、Vertex、Foundryで使えるようにし、一部のgatewayに拒否されるリクエストを再試行し、読み取りの権限プロンプトでシンボリックリンク先を示します。
Claude Code v2.1.310の変更履歴は26項目で、修正14件、改善6件、追加3件、挙動変更3件です。Monitorツールとプラグインのmonitorが、Bedrock、Vertex、Foundryと、テレメトリや必須でない通信を無効にした環境でも使えるようになりました。effort-2025-11-24 のbeta値や会話途中のシステムメッセージを理由に一部のgatewayが拒否していたリクエストは、それらを外して再試行されます。Enterpriseのカスタムロールには、クラウドセッションとRemote Controlの権限が加わりました。権限プロンプトとhookを引き締める修正も2件あり、ファイル読み取りのプロンプトがシンボリックリンクのリンク先を示すようになったほか、Windowsでhookがツール呼び出しを通してしまうケースが修正されています。
MonitorツールがBedrock、Vertex、Foundryに対応
Monitorツールとプラグインのmonitorが、Bedrock、Vertex、Foundryで使えるようになりました。テレメトリや必須でない通信を無効にしている場合も同様です。これらの環境でも、長時間のフォアグラウンドのsleepがブロックされるようになりました。
gatewayに拒否されたリクエストを再試行
一部のgatewayや互換サーバーは、effort-2025-11-24 のbeta値や会話途中のシステムメッセージを拒否するため、リクエストが失敗していました。Claude Codeは、それらを外して再試行するようになりました。こうしたgatewayや互換サーバー経由でClaude Codeを使っていて、この失敗に遭遇していたなら更新してください。
EnterpriseのカスタムロールでクラウドセッションとRemote Controlを管理
Enterpriseのカスタムロールに、Claude CodeのクラウドセッションとRemote Controlの権限が追加され、Ownerはそれぞれへのアクセスをロールごとに制御できるようになりました。管理設定でCloud sessionsやRemote Controlを有効にするときは、確認が求められ、その権限を持つカスタムロールが一覧表示されます。
権限プロンプトとhook
- 読み取りのプロンプトにリンク先を表示。 ファイル読み取りの権限プロンプトが、シンボリックリンクのリンク先を示すようになりました。
- Git BashがないWindowsでのhook。 Windowsで、Git Bashがなく、hookのコマンドが引用符付きの文字列(引用符で囲んだパスなど)だけの場合に、
PreToolUseとPermissionRequestのhookがツール呼び出しを通していました。v2.1.309 では、Git for WindowsがないとPowerShellのhookがfail openする、関連するケースが修正されています。 - 作業ディレクトリ外の読み取りとautoモード。 作業ディレクトリの外を初めて読み取る前に出るautoモードのプロンプトは、それらの読み取りをブロックするとシェルコマンドが許可を求めるようになる場合に、そのことを示すようになりました。
注意すべき挙動の変更
- 長時間のフォアグラウンドのsleepをブロックする環境が拡大。 Monitorツールの対応とあわせて、Bedrock、Vertex、Foundry、およびテレメトリや必須でない通信を無効にした環境でも、長時間のフォアグラウンドのsleepがブロックされます。
- 非対話セッションでのMCP elicitationのタイムアウト。 非対話セッションで、サーバーのelicitationに回答がないままMCPツール呼び出しがタイムアウトした場合、エラーは、回答がなかったことと、呼び出しを繰り返さないことをClaudeに伝えるようになりました。
- クラウド環境のダイアログは、すべてのエディターを一度に並べるのではなく、ネットワークアクセス、セットアップスクリプト、環境変数をそれぞれの行から開くようになりました。
セッション、コンパクション、クリーンアップ
cleanupPeriodDays。cleanupPeriodDaysに非常に大きな値を設定していると、バックグラウンドのクリーンアップが、貼り付けた画像など一部の最近のファイルを削除していました。- 「Prompt is too long」の後のコンパクション。 base64やSVGのような密度の高いテキストを含む会話で、コンパクションが会話を残しすぎ、次のリクエストが再び失敗することがありました。
- 非対話セッションのメモリ使用量。 トランスクリプトファイルが非常に大きい場合の、非対話セッション(
-p、Agent SDK)のコンパクション中のメモリ使用量が改善されました。 - 質問の自動続行タイムアウト。 外部エディターで長く編集した後、エディターを閉じた瞬間に質問の自動続行タイムアウトが発火していました。
Linuxのsandbox警告とmodの画像
- Linux。 UbuntuのAppArmorによるuser namespaceの制限が、bubblewrapによるsandboxの起動を妨げている場合、
/sandboxとsandboxの起動時の警告が、その制限と解除方法を示すようになりました。 - mod。 modの
Imageが、allow-passthroughとfocus-eventsを有効にしたtmuxの中でも描画されるようになりました。対象はkitty、Ghostty、iTerm2 3.5+(fullscreen rendering使用時)で、以前はaltテキストだけが表示されていました。
クラウドセッション、VS Code、Claude Tag、Code Review
- クラウド環境のセットアップスクリプト。 Choose fileボタンで、クラウド環境のセットアップスクリプトをファイルから読み込めるようになりました。セッション開始時のチェックリストでは、セットアップスクリプトの出力がスクロールできる枠に表示されます。
- クラウドセッションのエラー表示。 クラウド環境の編集ダイアログで保存やアーカイブに失敗したとき、ダイアログ内にエラーが表示されるようになりました。routineのAPIトークン操作に失敗したときも、トーストだけでなく、routineの編集ダイアログにエラーが表示されます。
- VS Codeのプランレビュー。 プランレビューカードの「Send feedback and keep planning」ボタンでEnterを押すと、コメントを送り返すのではなく、プランが承認されていました。
- VS Codeとクラウドセッション。 Session historyのWebタブから開いたクラウドセッションで「Switch branch & continue」を選ぶと、パネルに「Something went wrong」と表示されていました。
- Claude Tag。 太字、斜体、取り消し線で送った
!restartや!helpなどの!コマンドが、通常のメッセージとして扱われなくなりました。bundle一覧のバックグラウンド更新が失敗しても、管理用のチャンネルとworkspaceのページが読み込みエラーに置き換わらなくなり、管理設定のspend limitsページも、チャンネル名の読み込み中に、フィルターに一致するチャンネルがないと表示しなくなりました。 - Code Review。 リポジトリ一覧の更新に失敗した後に、管理セクションがリポジトリとスイッチを隠すことがなくなりました。また、最初の読み込みを再試行し、それでも失敗した場合はTry againのバナーを1つだけ表示するようになりました。
26項目すべてを上にまとめています。各項目の原文は 公式の変更履歴 で確認できます。
アップデート方法
- インストール済みのバージョンを確認:
claude --version - その場でアップデート:
claude update