Claude Code v2.1.316:Opus 4.8のfast mode非推奨と新環境変数
Claude Code v2.1.316はOpus 4.8のfast modeを非推奨とし、2026年11月30日に削除。以後はエラーになるため、高速化を保つにはOpus 5.5へ移行を。subagentのeffortとultrathinkの環境変数、gatewayのグループ共有予算も追加。
Claude Code v2.1.316の変更履歴は55項目で、修正34件、追加10件、改善5件、挙動変更5件、非推奨1件です。対応が必要なのは非推奨の1件で、Opus 4.8のfast modeは2026年11月30日に削除されます。このほか、3つの環境変数の追加、Claude apps gateway管理者向けのグループ共有予算・layeredポリシー・Bedrock guardrailのタグ付け、TeamとEnterpriseのログインにおけるサーバー管理設定の適用方法の変更、いくつかの権限まわりの不備の修正が含まれます。Opus 4.8でfast modeを使っている、gatewayを運用している、または組織の設定を管理している場合は、最初の3つのセクションを読んでください。
Opus 4.8のfast modeが非推奨に
Opus 4.8のfast mode(高速モード)は2026年10月30日付で非推奨となり、2026年11月30日に削除されます。
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2026年10月30日 | Opus 4.8のfast modeが非推奨に |
| 2026年11月30日 | Opus 4.8のfast modeを削除 |
削除後、Opus 4.8へのfast modeリクエストはエラーを返し、通常のOpus 4.8にはフォールバックしません。そのため、その日以降もOpus 4.8でfast modeを求めるリクエストは、通常のモデルで処理されるのではなく失敗します。変更履歴は、高速化を維持するにはOpus 5.5へ移行するよう案内しています。
Opus 4.8でfast modeを使っているなら、11月30日までに切り替えてください。詳しくは本サイトのOpus 4.8 fast mode移行ガイドを参照してください。
新機能
3つの環境変数
CLAUDE_CODE_SUBAGENT_EFFORTは、ほかにeffortを指定するものがないときにsubagentが使うeffortレベルを設定します。セッションのeffortを引き継ぐ代わりに、この値が使われます。effortを設定できるほかの場所は、本サイトのeffortレベルガイドにまとめています。CLAUDE_CODE_DISABLE_ULTRATHINKはultrathinkキーワードを無効にします。CLAUDE_CODE_DISABLE_LOOPED_CROSS_CERT_DROPは、互いをループ状に認証し合うシステムのクロス証明書を保持します。プライベートCAがそれを必要とするサーバー向けです。
証明書のトラブルも調べやすくなりました。SSL証明書エラーは、中間証明書を送らないサーバーなど考えられる原因と、それぞれの対処法を示すようになりました。
Claude apps gateway
gateway管理者向けに3つの追加があります。
- グループ共有予算(pooled group budget)。 グループのメンバーが共有する月間予算で、各メンバー自身の上限に上乗せされます。spend limits管理APIの
pooled_budgetで設定します。 managed.policy_mode: layered。 開発者に一致するすべてのポリシーが適用され、それぞれが下に並ぶポリシーの上にマージされます。最初の1つだけが適用されるのではありません。- Bedrockアップストリームの
guardrail.input_tagging。 Amazon Bedrock guardrailのprompt attacksフィルターが必要とするinput tagでプロンプトを囲みます。all_messages_and_systemではsystem promptもタグ付けされます。
あわせて、gatewayの修正2件とVS Codeの追加1件があります。
- より厳密なモデルチェック。 gatewayは、リクエストが指定するすべてのモデルを
availableModels、deniedModels、modelsと照合するようになりました。ブロックされたモデルを指定したリクエストには、該当フィールドを示す400が返ります。 claude auth loginが、管理設定でClaude apps gatewayが必須の環境で実行を拒否しなくなりました。ターミナルでは、gatewayのサインインが表示されます。- VS Code では、ターミナルなしでチャットパネルからClaude apps gatewayにサインインできるようになりました。
クラウドセッションとCode Review
- MCPサーバーからのフォーム。 クラウドセッションにフォームカードが追加され、MCPサーバーが求めるフォームに入力したり、断ったりできます。以前は、気づかないうちにリクエストがキャンセルされていました。
- 「Catching up…」 という行が、切り替えて戻ったクラウドセッションやRemote Controlセッションがまだメッセージを最新の状態にしている間に表示されます。
- 重大度別の指摘。 Code Reviewのアナリティクスページに、期間中の指摘の総数、重大度で積み上げた日別チャート、重大度ごとの件数を示すカードが追加されました。
注意すべき挙動の変更
- TeamとEnterpriseのログインにおけるサーバー管理設定。 AnthropicのAPIから取得した設定は承認プロンプトなしで適用されるようになり、検証できない保存済みのコピーは拒否されます。
autoMode.allowとスケジュールタスク。"$defaults"を含まないautoMode.allowリストが、スケジュールタスクのプロンプトに関する組み込みルールを削除しなくなりました。- VS Codeの
ultrathinkは、ターミナルと同じく、そのターンをxhighのeffortで実行し、チャット入力欄で虹色に表示されるようになりました。 - gatewayでブロックされたモデル。 ブロックされたモデルを指定したClaude apps gatewayへのリクエストは、該当フィールドを示す400を受け取るようになりました(上記のより厳密なモデルチェックを参照)。
- Vertex AIとAmazon Bedrockのモデルalias。 最新モデルがまだアカウントやリージョンで利用できない場合、
sonnet、opus、haikuはセッションの途中でエラーを表示するのではなく、古いモデルに切り替わるようになりました。 - クラウドセッションのネットワークシークレット。 Enterpriseのメンバーは、自分のクラウド環境でネットワークシークレットを閲覧するだけでなく、追加・削除もできるようになりました。
- Claude Tagのチャンネル設定。 SlackチャンネルのRespond automaticallyスイッチが、チャンネルのConfigureページとClaude Tag管理設定にある「How Claude participates」の選択肢に変わりました。
セキュリティと権限の修正
以下はいずれも、このリリースで修正された不具合です。
--restrictedセッション が、Readのallowルールが対象にしている場合に、作業ディレクトリ外のファイルをアップロードすることがありました。- PowerShellのhook が、コマンドが型キャスト、
param、using、または属性で始まる場合に、終了コード2でブロックしませんでした。 "$defaults"を含まない管理対象のautoMode.allowリスト が、ホストアプリの--settings、/permissionsで追加した最初のルール、または/auto-mode-setupから組み込みの例外を取り戻していました。- autoモードによる停止が報告されない問題。 サーバーが安全性の判定を返さなかったためにautoモードがターンを止めたとき、クラウドセッションとクラウドのスケジュールタスクが失敗として扱われませんでした。また、バックグラウンドのagentが実行中だと、
claude -pのテキスト出力が、autoモードがターンを止めた理由を示さないことがありました。 CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER=1が、プロキシやLLM gatewayの背後で実験的なbeta機能を無効にした状態で、ホストアプリケーション(Claude Desktopなど)が開始したセッションで無視されていました。- プラグインのMCP
headersHelperスクリプト が、認証情報らしい名前の環境変数が1のようなスイッチ値に設定されていると、壊れたCLAUDE_PLUGIN_ROOTとサーバーURLを受け取っていました。
シェルとツールの修正
- Claude Codeが自ら終了したとき(認証情報が拒否された場合やクラウドセッションがアーカイブされた場合など)に、macOSとLinuxでシェルコマンドが実行されたまま残らなくなりました。
- 値に改行を含むbashのalias(Git Bashを除く)と、名前がダッシュで始まる関数が、Bashツールのシェルで崩れたり失われたりしなくなりました。
SHELLOPTSがexportされていても、Bashツールから起動したbashスクリプトが最初のコマンドの後で止まらなくなりました。- Windows:rcファイルがerrexitとpipefailを設定し、winptyのaliasだけが定義されているか、aliasが1つもない場合でも、Git BashでBashツールがaliasと関数を失わなくなりました。
- 検索プロセスがタイムアウトでkillされても終了しない場合(Windowsで確認)に、GrepとGlobが戻ってこない問題が修正されました。
- 圧縮されたレスポンスが途中で切れたり壊れたりしたときに、一部のネットワークリクエストが止まったままにならなくなりました。
モデル、subagent、セッション
- 引き継いだモデルを維持。 親subagentのモデルを引き継いだsubagentが、バックグラウンドジョブやメッセージで起こされたときにメインモデルへ移らなくなりました。
/model <id>が警告するように。 このバージョンがモデルを認識できず、auto-compactが200Kのcontext windowを前提とする場合に警告します。以前は警告がありませんでした。- 不可視文字。 不可視文字を含むプロンプトは、送信に2回目のEnterが必要でした。通常のプロンプトは最初のEnterでクリーンアップしたうえで送信され、コマンドは引き続き確認を待ちます。
- 再開時のプラン。 会話の一部がまだ保存中のときに
/clearや/resumeを実行していた場合に、その会話を再開してもプランが復元されない、まれなケースが修正されました。 - SDKの
register_repo_rootが、作業ディレクトリ外のディレクトリのCLAUDE.mdを読み込むようになりました(CLAUDE_CODE_ADDITIONAL_DIRECTORIES_CLAUDE_MD=1の場合)。 - Artifactツール が、
selfレベルのartifactデータベースのアクセスルールを?と表示しなくなり、それらのルールを落とすことになる再公開を拒否するときに、ルールを引用して示すようになりました。
ワークフローの改善
- Codeタブから起動した
/code-review(Claude Desktopまたはweb):クラウドセッションとclaude remote-controlセッションで、プレーンテキストのリストではなく指摘カード(findings card)が表示されます。 - 大規模リポジトリでの
/diff:更新のたびに実行されるリポジトリ全体のgitコマンドが通常1つ減り、gitが遅いときは更新の間隔が空けられます。 - GitHub remoteがない場合:
/ultrareview、クラウドセッション、クラウドagentがGitHub remoteを見つけられないとき、github.com/new でリポジトリを作成するよう案内するようになり、/ultrareviewはghが受け付けないghコマンドを提案しなくなりました。
クラウドセッション、セルフホストrunner、Claude Tag
- クラウドセッション:Changesペインで、リストが省いている内容についての注記が、diffの上の行ではなくブランチ名の横のバッジになりました。Claudeがディレクトリを移動した後、Filesペインのファイル検索がフォルダを
../..のパスで表示しなくなり、結果はプロジェクトのルートからのパスで表示されます。 - セルフホストrunner:セッションのプロセスが置き換えられた後に、Claudeの作業中に送ったメッセージがStopの後で応答されることがなくなりました。セッションが新しいマシンに移ったときに、MCPサーバーのオン/オフ設定が失われることもなくなりました。
- Claude Tag:Slackチャンネルで作ったcanvasが別のチャンネルやDMにも共有された後でも、Claudeがそのチャンネルからの編集や追記を拒否しなくなりました。両方の組織がClaudeをインストールしていて、Slackが返信を相手の組織のアプリに届けた場合に、Slack Connectスレッドでタグなしの返信に応答がない問題も修正されました。クラウドのスケジュールタスクがSlackに出すライブステータスのチェックリストが途中のまま残る問題も修正され、実行中に投稿したトップレベルのメッセージをその実行が編集できるようになりました。
VS Code
チャットパネルからのgatewayサインインと、xhigh で動く ultrathink(どちらも上記)に加えて:
- モデル設定に
opus[1m]のような[1m]タグが付いているときに、Effortスライダー、Ultracodeスイッチ、モデル名が消えなくなりました。 - 設定ファイルにエラーがある間に、保存済みの
/btwのサイド質問履歴が早すぎるタイミングで削除されなくなりました。 - 「Yes, and manually approve edits」でプランを承認した会話が、再読み込みや再起動の後にAutoモードで戻ってこなくなりました。
その他の修正
「hold space to speak」のヒントが1つのセッションで3回分の表示を使い切ったり、push-to-talkにキーが割り当てられていないときに空のキーを表示したりしなくなりました。初回セットアップで、狭いターミナルではセキュリティに関する注意とターミナル設定の説明から単語が抜け落ちる問題も修正されました。Enterpriseのアンケートカードは、少し間を置いて入力された1や0をそのまま受け付けなくなり、入力した回答にはEnterが必要になりました。
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アップデート方法
- インストール済みのバージョンを確認:
claude --version - その場でアップデート:
claude update - Opus 4.8でfast modeを使っている場合:2026年11月30日までにOpus 5.5へ移行