Claude Code v2.1.300:Claude Platform on AWSで/advisorに対応、フック入力の検証強化、新しいmod API
Claude Code v2.1.300は、Claude Platform on AWSへの/advisor追加、フックが書き換えたツール入力の検証、modとOpenTelemetryの拡張、claude remote-controlの効果のなかったsandboxフラグの削除を含むリリースです。
Claude Code v2.1.300は、変更履歴に88項目が並ぶ大規模なリリースです。Claude Platform on AWSで/advisorが使えるようになったほか、フックが変更したツール入力の扱いが厳格化され、複数のmod APIとOpenTelemetryのフィールドが追加され、リクエスト圧縮、ローカルのトランスクリプト、終了時の動作が変更されました。そのほか、worktree、フック、MCP、クラウドセッションとRemote Controlセッション、VS Codeにわたる多数の修正が含まれています。
新機能
Claude Platform on AWSで/advisorに対応
Claude Platform on AWSで/advisorが利用可能になりました。/advisor、advisorModel、または--advisorフラグでadvisorを選択するまではadvisorは実行されず、CLAUDE_CODE_DISABLE_ADVISOR_TOOL=1を設定すると無効になります。
フックが書き換えた入力の検証
PreToolUseフックとPermissionRequestフックが返すupdatedInputは、Claude自身のツール入力と同様に検証されるようになりました。未知のキーは破棄され、ツールが受け付けない入力の場合はその呼び出しが拒否されます。また、Coworkのクラウドセッションでは、PermissionRequestフックの許可に含まれるsetModeの更新が無視されるようになりました(承認のそれ以外の部分は引き続き適用されます)。
claude remote-controlからsandboxフラグを削除
claude remote-controlの--sandboxと--no-sandboxフラグは効果がなかったため削除され、どちらかを指定するとエラーで終了するようになりました。セッションをサンドボックス化するには、設定でsandbox.enabledを指定してください。
新しいmod APIとフック
- modのプロンプト装飾に
virtualTextが追加されました。プロンプトボックス内に描画されるテキストで、下書きにも送信されるプロンプトにも含まれません。 $.ui.view({ agentId })でエージェントのトランスクリプトをメインビューに表示し、$.ui.view({})で元に戻れます。- modの
Textに、右から左に書くテキスト向けのdirプロパティが追加されました。WindowsとVS Codeのターミナルでは、行がその方向で読まれ、右端に揃えて表示されます。 - 新しい
prompt.changeフックは、キー入力以外の理由でプロンプトボックスのテキストが変わったとき(履歴の呼び出し、クリア、元に戻す、プラグインによる入力)に発生します。 agent.spawnフックでワークフローエージェントのpromptとmodelを書き換えられるようになりました。以前はワークフローエージェントを拒否することしかできませんでした。
OpenTelemetryへの追加
api_requestイベントにcache_creation_5m_tokensとcache_creation_1h_tokensが追加され、キャッシュ書き込みが有効期間ごとに分けて記録されます。トレーススパンにも、gen_ai.provider.name、gen_ai.conversation.id、gen_ai.tool.name、error.typeといったGenAIセマンティック規約の属性が追加されました。
リクエスト圧縮とより詳細なローカルトランスクリプト
api.anthropic.comへの大きなリクエストは、テレメトリが無効でもgzip圧縮されるようになりました。無効にするにはCLAUDE_CODE_GZIP_REQUEST_BODIES=0を設定します。ローカルのセッショントランスクリプトには各APIリクエストのシステムプロンプト、ツール、パラメーターも記録されるようになり、共有することを選んだトランスクリプトからリクエストを正確に再現できます。
終了時にバックグラウンドコマンドを強制終了
終了時、停止を求められてから1.5秒後もまだ実行中のバックグラウンドコマンドは強制終了されるようになりました。以前はフルスクリーンモードで実行されたまま残ることがありました。
VS Code:claudeCode.attachSelection
新しいclaudeCode.attachSelection設定で、エディターで選択したテキストがメッセージに追加されないようにできます。
Claude Tag:Slack Connect、承認カード、ボイスクリップ
OwnerまたはClaude Tag管理者は、他の組織と共有しているSlack ConnectチャンネルでClaude in Slackが応答できるように設定できるようになりました(デフォルトはオフ)。承認が必要なコネクタ操作では、Slackスレッドに本人だけが見られるAllow once / Denyカードが表示され、Claudeは拒否する代わりに確認を求めます。また、Slackにボイスクリップの文字起こしがある場合、Claudeはそれを読み取れます。
修正と改善
- Worktree:
--worktreeでClaude Codeを起動した際に、プラグインのWorktreeCreateおよびWorktreeRemoveフックが実行されるようになりました(--tmuxでは未対応)。また、タグやブランチの名前がコミットIDのような形式の場合に、--worktreeセッションが誤ったコミットから開始されることがある問題を修正しました。 - フック:バックグラウンドコマンドの実行中に終了すると、SessionEndフックが実行されないことがある問題を修正しました。エージェントフックは自身の
modelに従うようになり、haikuなどのエイリアスが解決され、サブエージェントのモデルで上書きされなくなり、利用できないモデルの場合はアクションを許可するのではなく呼び出し元のモデルにフォールバックします。 - MCP:APIがMCPツールの入力スキーマを拒否した場合に、会話が毎ターン400エラーで失敗する問題を修正しました。そのツールは会話の残りの間、パラメーターなしで送信されます。自動ツール検索(
ENABLE_TOOL_SEARCH=auto)が、再開後のMCPサーバー再接続中などに会話の途中で無効になる問題も修正されました。 - ヘッドレスとAgent SDKの再開:出力トークン上限で途切れた応答の後、または同じターン内で再試行された応答や未完了の応答の後にコンパクションが行われた場合に、セッションを再開すると直近のメッセージやコンパクションの要約が失われる問題を修正しました。
- バックグラウンドコマンド:バックグラウンドコマンドの実行中に、Claudeがその出力ファイルをポーリングしたりsleepで待機したりしなくなりました。
- デーモン:スタックしたバックグラウンドサービスが動き続けているのに
claude daemon stop --anyが「stopped」と表示する問題を修正しました。現在は待機したうえでサービスを強制終了し、それでも残っている場合は終了コード1で終了します。 - ログイン:
forceLoginOrgUUIDによって拒否されたログインで、拒否された組織のトークンが保存されたまま残る問題を修正しました。 - クラウドセッション:組織のポリシーを読み取れない場合にターンごとに5分間ハングする問題を修正しました。ターンはすぐに終了し、理由が表示されます。Coworkのクラウドセッションでは、Write、Edit、NotebookEditが手元のコンピューター上のパスに対して、ファイルが届いていないのに成功を報告する問題を修正しました。
- Remote Control:
claude remote-controlサーバーは、キーチェーンのロックなど一時的なサインインエラーの後も再試行するようになり、claude /loginの実行が必要な場合は警告します。複数のセッションを同時に提供しているコンピューターで、実行中のセッションが停止済みと表示される問題も修正されました。 - タスク:メッセージを送ったサブエージェントが、完了後まもなく
/tasksから消える問題を修正しました。 - ネットワーク:証明書がOSの証明書ストア経由でのみ信頼されているTLSインスペクションプロキシの背後で、機能フラグと段階的ロールアウトが古いままになる問題を修正しました。
- ホスト管理のプロバイダー:
CLAUDE_CODE_PROVIDER_MANAGED_BY_HOSTセッションは、設定内のCAバンドル、ツールプロキシ、git TLS、git configの変数(SSL_CERT_FILEなど)を無視するようになりました。Claude Desktopでは、プロジェクト設定に対してのみ適用されます。 - VS Code:利用クレジットを使い切った後もファストモードがオンのままになり、各リクエストが拒否されて再送される問題を修正しました(現在はオフになります)。また、WSL、SSH、Dev Containerのウィンドウで、エクスプローラーやエディタータブからShiftを押しながらファイルをプロンプトにドラッグしても何も挿入されない問題を修正しました。
- Self-hosted runner:出力を誰も読み取っていないときにrunnerとorchestratorがフリーズする問題を修正しました。ログは最新の256 KiBを保持し、破棄した件数を数えます(Windowsを除く)。
- Code Review:GitHub組織のメンバーシップを非公開にしている、書き込み権限を持つユーザーの
@claude reviewコメントで、レビューが開始されるようになりました。
このリリースには合計88件の変更が含まれています。すべての項目は完全な変更履歴をご覧ください。
アップデート方法
- インストール済みのバージョンを確認:
claude --version - その場でアップデート:
claude update claude remote-controlを--sandboxまたは--no-sandbox付きで起動している場合は、フラグを削除し(現在はエラーで終了します)、代わりに設定でsandbox.enabledを指定してください。