Claude Code v2.1.292:claude plugin install --marketplace、サブエージェントのeffortパラメーター、MCPプロトコル2026-07-28のデフォルト化
Claude Code v2.1.292では、claude plugin installに--marketplaceが、Agentツールにeffortパラメーターが加わり、529再試行の遅延を設定する環境変数が追加され、ローカルMCPサーバーはプロトコル2026-07-28がデフォルトになり、セキュリティ問題も修正されました。
Claude Code v2.1.292は、変更履歴に92項目が並ぶ大規模なリリースです。claude plugin installがインストールの一環としてmarketplaceを追加できるようになり、Agentツールにeffortパラメーターが加わり、CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_BASE_DELAY_MSが追加され、ローカルMCPサーバーはデフォルトでプロトコルバージョン2026-07-28をネゴシエートするようになりました。ネットワーク(UNC)パスからのファイル読み取りで権限プロンプトが回避される問題をはじめとするセキュリティと権限の修正に加え、プラグイン、mod、スケジュールタスク、クラウドセッションの修正も多数含まれています。
新機能
claude plugin installの--marketplace
claude plugin installが--marketplace <source>を受け付けるようになりました。必要に応じて、claude plugin marketplace addと同じポリシーチェックのもとでmarketplaceを追加し、そこからプラグインをインストールします。
Agentツールのeffortパラメーター
Agentツールにeffortパラメーターが追加され、指定したeffortレベルでClaudeがサブエージェントを実行します。
CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_BASE_DELAY_MS
新しい環境変数CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_BASE_DELAY_MSで、過負荷(529)のリクエストを再試行する際のバックオフの基本遅延を長く設定できます。
MCPのプロトコルネゴシエーションと起動の高速化
ローカル(stdio)MCPサーバーとの接続は、Bedrock、Vertex、Foundryを含むすべての環境で、デフォルトでプロトコルバージョン2026-07-28をネゴシエートするようになりました。MCP_PROTOCOL_NEGOTIATION=legacyでオプトアウトできます。新しいプロトコルチェックを無視するローカルサーバーは、一度遅い接続があると7日間記憶され、待ち時間なしで従来の方法で接続されます。claude -pとSDKのセッションでは、最初のターンがHTTPとSSEのMCPサーバーによるresources/listの応答を待たなくなりました。
mod APIへの追加
modsは新しいprompt.autocompleteイベントをフックして、プロンプトボックスの補完リストに独自の行を追加できます。$.model.completeはプロンプトキャッシュに対応し、promptとsystemがテキストのブロックを受け付け、ブロックにcache: trueを付けるとそこまでのリクエストがキャッシュされます。agent.spawnのmodフックはワークフローエージェントも対象になり、その実行とインデックスが渡されるため、modがそれらを拒否できます。
Ctrl+Cの下書き復元を改善
Ctrl+Cで消去したプロンプトは、その後にスラッシュコマンドを実行したりメッセージを送信したりしても、上矢印キーで呼び戻せるようになりました。
環境変数プレフィックス付きインタープリターコマンドのサンドボックス自動許可
ユーザー設定、管理設定、または--settingsの設定で厳格なサンドボックスモードを有効にしている場合、FOO=bar python3 app.pyのような環境変数プレフィックス付きのインタープリターコマンドが、サンドボックスの自動許可のもとで確認なしに実行されるようになりました。
ルーティン実行が自分だけに見えるartifactを承認なしで公開
スケジュール実行とRun nowによるルーティンの実行は、自分だけが閲覧できる新しいartifactを承認なしで公開するようになりました。コネクタやその他のアクセスを要求するartifactは、引き続き確認を求めます。
より厳格なclaude plugin testとエージェント名の上限
claude plugin testでは、テストが登録したフック内のexpectの失敗や、エンジンが拒否したスタブの回答が、黙って合格するのではなくテストの失敗になりました。エージェント名は最大256文字までとなり、それより長い名前は拒否され、スキルやプラグインファイルの長すぎるnameは無視されます。
Code Reviewアナリティクス
Code ReviewアナリティクスのPRs reviewedグラフに、期間の合計と前期間からの変化、リポジトリ別の内訳が表示されるようになりました。
修正と改善
- セキュリティ:ネットワーク(UNC)パスからのファイル読み取りで、PreToolUseフックの承認やauto modeが権限プロンプトを回避しなくなりました。サンドボックス内のコマンドが
~/.claude/seed-adminにある/ultrareviewアップロード用のステージングされたファイルのコピーを読めなくなり、読み取り途中に差し替えられたリンクを通じて、macOSとWindowsでのノートブックやPDFの読み取りが承認範囲外のファイルを返すこともなくなりました。設定の取得に失敗している間に、改ざんされたサーバー管理設定のディスクキャッシュが組み込みのポリシープラグインを無効化したり置き換えたりすることもできなくなりました。 - Windowsのパス:ホームフォルダーやドライブの8.3短縮名などWindows特有の別表記に対する
rm -rfが、それらを削除する操作として扱われるようになりました。 - auto modeとプランモード:
permissionMode: autoを持つサブエージェント定義が、auto modeを利用できない場合にauto modeに入らなくなりました。ターンの途中でauto modeやプランモードを抜けた場合に、スキルやスラッシュコマンドのallowed-toolsルールが後のターンで復活しなくなり、/nameを繰り返すコンパクト化の要約によってClaudeがユーザー専用のスキルを呼び出せてしまう問題も修正されました。 - プロキシ:
HTTPS_PROXYが設定されている場合に、Claude Code自身のAPIリクエスト(サインイン、ポリシー、フィードバック、artifacts)でNO_PROXYが無視されなくなりました。 - MCP:128文字を超える名前のMCPツールがあると、すべてのリクエストが失敗する問題を修正しました。そのツールは除外され、MCPエラーでその名前が示されます。
- 管理設定:初回実行時に、
marketplace addやinstallなどのclaude pluginコマンドが、組織の管理設定の読み込み前に実行されなくなりました。 - ヘッドレス実行:単発の
claude -pとAgent SDKの実行が最終結果の5秒後にバックグラウンドコマンドを止めることがなくなり、単発のclaude -pがスケジュールされたウェイクアップを取りこぼすこともなくなりました。どちらも完了まで待つようになりました。 - resumeとスケジュールタスク:
claude --resumeのセッションピッカーや/resumeで再開したときにプランモードが復元されます。/resume、/branch、/clearの後に作成した保存済みスケジュールタスクが発火するようになり、バックグラウンドセッションのプロセスが再起動しても/loopが黙って止まらなくなりました。 - 検索と読み取りのツール:指定されたファイルやフォルダーを読み取れない場合に、GrepとGlobが一致なしと報告しなくなり、Claudeは1回再試行するか、その旨を伝えます。PDFの
pagesが「6,9,15」のようなリストの場合、Readツールは最初の項目だけを黙って返すのではなくエラーを返すようになり、256KBを超える@メンションのテキストファイルが黙って除外されることもなくなりました。 - ツールの入力:Grepは
pathの代わりにfile_pathを受け付け、Write、WebFetch、Readはいくつかの余分なパラメーターがあっても呼び出しを失敗させずに無視します。 - フック:フックの出力に書かれた
<system-reminder>タグは、Claudeに届く前にエスケープされるようになりました。 - 描画:箇条書きや番号付きの長い応答のストリーミング、リサイズ、トランスクリプト(ctrl+o)での再表示が大幅に速くなりました。iTerm2が検出された場合に、フルスクリーンモードがウィンドウのリサイズやCtrl+Lのたびに画面全体のクリアを送ることもなくなりました。
- プロンプト入力:vimモードでカーソルが行末を越えた位置に残る問題、短い行でj/kが列位置を失う問題、
f/t/F/T/;/,がプロンプトの別の行の一致箇所に移動する問題を修正しました。重なり合った複数の貼り付けの一部が入力テキストとしてClaudeに届くことがなくなり、プロンプトのフッター行を選択している間に高速入力、IMEのテキスト、分解形のアクセント文字が失われることもなくなりました。 - プラグインとmods:プラグインの
tool.checkフックが許可を返した場合に、ユーザーの回答が必要なツール(質問やプランの承認)をダイアログを表示せずに実行することがなくなりました。プラグインフックのワーカーが再起動している間のツール呼び出しが、プラグインの権限フックなしで応答されることもなくなり、プラグインのtool.callフックはツールが実際に実行される引数を参照するようになりました。1つのconstを通じて$.stateを多数呼び出すフックモジュールを持つプラグインの読み込みや検証に、何分もかかることもなくなりました。 - 組織のプラグイン:ユーザーがインストールしたmodが追加した
$名を組織のプラグインが返した場合に、そのプラグインが自身の再読み込み時や他のプラグインのクラッシュ後にアンロードされなくなり、代わりにそのmodがアンロードされます。 - クラウドセッション:大きなトランスクリプトを持つクラウドセッションが、承認済みの権限を再度求めなくなりました。メッセージの再試行や編集の際にスケジュールタスクやその他のキュー済み通知が失われることもなくなり、クライアントで選んだ思考の設定がコンテナの再起動後も保たれます。SVG、HEIC、TIFFなどの一般的でない画像ファイルは通常のファイルとして添付されるようになり、組織が承認必須に設定したコネクタツールに対して、効果のない「Always allow」が承認プロンプトに表示されることもなくなりました。
- Claude Tag:Slackのスレッドで最初のリクエストを処理している間に送られた返信が、保留されたり取りこぼされたりしなくなりました。
@Claude !statusは、チャンネルのタグなしメッセージの読み取りをいつ、なぜ停止したかを伝えるようになり、Allowed domainsカードのEditボタンから、Enterprise管理者がチャンネルのドメインを設定するアクセスバンドルを開けるようになりました。 - Code Review:プルリクエストが新しいベースブランチに移動し、古いブランチが削除された場合でもキュー済みのレビューが失敗しなくなり(コミットは再キューされます)、CLAUDE.mdを編集するプルリクエストのレビューでは、ベースブランチ側のそのファイルのルールが使われるようになりました。
このリリースには合計92件の変更が含まれています。すべての項目は完全な変更履歴をご覧ください。
アップデート方法
- インストール済みのバージョンを確認:
claude --version - その場でアップデート:
claude update - ローカル(stdio)MCPサーバーはデフォルトでプロトコルバージョン2026-07-28をネゴシエートするようになりました。以前の動作が必要なサーバーがある場合は、
MCP_PROTOCOL_NEGOTIATION=legacyを設定してオプトアウトしてください。