Claude Code v2.1.280:Claude Opus 5.5が登場、ProとTeam StandardのデフォルトがOpusに
Claude Code v2.1.280では、Claude Opus 5.5がデフォルトのOpusモデルとして追加され、ProとTeam StandardプランのデフォルトがOpusになりました。ダイアログは誤入力のy/nに反応しなくなり、VS Codeには新しいダイアログが加わりました。
Claude Code v2.1.280は新モデルを中心とした大規模なリリースです。Claude Opus 5.5がデフォルトのOpusモデルとして登場し、ProとTeam StandardプランのデフォルトモデルもOpusになりました。あわせて、ダイアログが誤ったキー入力にどう反応するか、保存済みの努力レベルが新しいモデルにどう適用されるかが変わり、VS Code拡張機能には新しいダイアログと入力できるコマンドが追加されています。残りの項目は、自動モード、バックグラウンドエージェント、プラグイン、フルスクリーンUI、Claude Code on the web、Claude Tagにわたる修正です。
新機能
Claude Opus 5.5が新しいデフォルトのOpusモデルに
Claude Opus 5.5(claude-opus-5-5)が利用可能になり、デフォルトのOpusモデルになりました。変更履歴によると、コンテキストは1M、料金は100万トークンあたり$4/$20、キャッシュ読み取りは100万トークンあたり$0.20です。
ProとTeam StandardのデフォルトがOpusに
ProおよびTeam StandardプランのデフォルトモデルがSonnetからOpusに変わり、Max、Team Premium、Enterpriseと同じになりました。
努力レベルと新しいモデル
/effortがモデルごとの設定になる前に保存された努力レベルは、Opus 5.5のような新しくリリースされたモデルには適用されなくなりました。これらのモデルは、レベルを選ぶまでそれぞれのデフォルトで動作します。また、Opus 4.7、Opus 4.8、Fable 5は、-pやAgent SDKでの/effort、プロジェクト・管理・--settingsのeffortLevel、モデルごとのレベルで指定した努力レベルよりも、リリース時のデフォルトを優先しなくなりました。
ダイアログ:誤入力のy/nではなくEnterとEscで操作
誤って押したnでダイアログが閉じたり、yで確定したりしなくなりました。確定はEnter、キャンセルはEscです。以前のキーに戻すには、keybindings.jsonでy/nをconfirm:yes/confirm:noに割り当てます。また、/model、/config、/status、/permissionsなどほとんどのダイアログでCtrl+CまたはCtrl+Dを2回押すと、Claude Codeが終了するのではなくダイアログが閉じるようになりました。フルスクリーンモードのctrl+l / cmd+kは、2.1.260で追加されたトランスクリプト消去の動作が取り消されたため、再び画面の再描画になります。
MCPの説明文の上限を変更可能に
新しい環境変数CLAUDE_CODE_MAX_MCP_DESCRIPTION_LENGTHで、MCPツールの説明とサーバーの指示に適用される2,048文字の上限を変更できます。セッション内のすべてのMCPサーバーが対象です。
VS Codeに新しいダイアログと入力コマンド
VS Code拡張機能に、セッションのバージョン、アカウント、モデル、サーバー情報を表示するStatusダイアログ(/statusの入力でも開く)、サンドボックスモード、サンドボックス外へのフォールバック、除外コマンドを扱うSandboxダイアログ(/sandbox)、拡張機能の状態、インストール・再接続・権限の各ページ、デフォルト有効化の設定をまとめたClaude in Chromeダイアログ(/chrome)が追加されました。Export conversation(/export)で会話をプレーンテキストとしてコピー・保存でき、/skillsの入力で開くSlash commandsダイアログには各スキルのソース、トークン見積もり、オン/オフ状態が表示され、クリックで切り替えられます。/planを入力すると、プランモードへの切り替え、最初の計画プロンプトの送信、またはセッションのプランの表示を行います。
Claude Tag:Slackネイティブの作業中表示と停止ボタン
Slackチャンネル内のClaudeのスレッドに、SlackネイティブのWorkingインジケーター、Stopボタン、スレッドタイトルが付くようになりました。インジケーターはClaudeが終わるまで表示され続け、Stopでタスクを中断できます。また、RestrictまたはChannel onlyのゲスト設定のもとで、ゲストの参加や最後のゲストの退出によってClaudeの応答方法が変わる場合は、チャンネルに短い通知が投稿されます。
修正と改善
- 権限:シンボリックリンク経由の書き込みが、ツリー内のパス表記で判定されなくなりました。プロンプトには実際の書き込み先が表示され、
acceptEdits、許可ルール、自動モードがツリーの外に書き込む操作を承認することはなくなりました。 - 自動モード:安全チェックがアクションの審査を断った場合、何度も再試行するのではなく、再試行しても無駄である旨を添えて一度だけ拒否するようになりました。安全チェックから応答がない場合は再試行の間隔を空け、10回連続するとメッセージを表示してターンを停止します。
- セッション:「role ‘system’ must precede an ‘assistant’ message」というAPIエラーで毎ターン失敗する問題を修正しました。また、advisorの入力タグに対応していないプロキシやゲートウェイの背後で、advisorを有効にした会話が毎ターンAPI Error 400で失敗する問題も修正され、タグなしで再試行するようになりました。
- 再開:未完了のバックグラウンドエージェント、シェル、ワークフローを含むセッションを再開した際に、何も入力しないうちにモデルのターンが勝手に始まらなくなりました。
- プロンプトキャッシュ:Claudeの作業中にホストアプリ(Claude Desktop、VS Code、SDK)からモデルを切り替えても、次のプロンプトでキャッシュミスが起きなくなりました。再開したforkサブエージェントも、ツールリストを作り直さず最初に使ったものを再送するようになりました。
- バックグラウンドエージェント:headlessおよびSDKセッションで、ターンを終えようとしているバックグラウンドサブエージェントに送ったメッセージが黙って失われなくなりました。起動元の会話がレポートを読む前に圧縮された場合でも、完了したサブエージェントのレポートは失われません。
- バックグラウンドエージェント:バックグラウンドサブエージェントの実行中でもCtrl+Cを2回押せば終了できるようになりました(以前は3〜4回必要でした)。また、バックグラウンドのシェルタスクが、マッチなしのgrepのような無害な非ゼロ終了を失敗として報告しなくなりました。
- スキル:
~/.claude/skills/内のmanifest.jsonにスキル名が記載されていても、そのスキルが~/.claude/skills/.trash/に移動されなくなりました。 - プラグイン:バックグラウンドのマーケットプレイス自動更新がgitの認証情報ヘルパーを使うようになり、プライベートリポジトリのマーケットプレイスが毎回cloneし直されたり、まったく更新されなかったりすることがなくなりました。予約済みのマーケットプレイス名を模倣した名前のマーケットプレイスは追加時に拒否され、すでに追加済みの場合は読み込まれなくなります。
- MCP:
claude mcp removeの後に同じ名前で再追加したMCPサーバーが、認証が必要と表示されたままにならず、再接続するようになりました。 - フック:agentタイプのフックは
PermissionRequestでは実行されなくなりました。その応答ではリクエストを許可も拒否もできないためで、代わりにcommandまたはhttpフックを案内するエラーが表示されます。hook_execution_completeOpenTelemetryイベントには、フック出力のサイズと、大きすぎてファイルに保存された出力の数が追加されました。 - フルスクリーン:マウスホイールで
/skillsの一覧や、/modelや/permissionsのように非表示の選択肢を含む選択リストをスクロールできるようになり、/pluginではスキルの状態オプションをクリックできるようになりました。 /permissions:ルールの表示・追加・削除の後にフォーカスがルール一覧に戻り、ルール削除とディレクトリ削除の確認はデフォルトでNoになりました。- 音声入力:Ctrl+Cで音声入力が止まるようになり、文字起こしの処理中はEscでキャンセルでき、トランスクリプト表示やvimのNORMALモードでSpaceを長押ししても音声入力が始まらなくなりました。
- VS Code:Python拡張機能が有効化中に停止しても、60秒後にPython環境なしでClaude Codeが起動するようになりました。自動モードが使える場合、プラン承認カードの最初の選択肢がターミナルと同じく「Yes, and use auto mode」になりました。
- self-hosted runner:ライフサイクルフック内のgitが、runnerの共有gitファイルで指定されたフックフォルダーやプログラムを無視するようになりました。そこで指定されたローカルパスや
git://のリモートにはGIT_ALLOW_PROTOCOLが必要です。 - Windows:バックグラウンドのクリーンアップが、
~/.claude/session-env、image-cacheなどクリーンアップ対象のフォルダーを別の場所に移すために使っているディレクトリのシンボリックリンクやジャンクションを削除しなくなりました。 - Claude Code on the web:GitHub Enterprise Serverリポジトリのクラウドセッション内で、
ghやGitHub APIの呼び出しが約8時間後に失敗しなくなりました。トークンは自動で更新されます。
このリリースには合計114件の変更が含まれています。すべての項目は変更履歴の全文をご覧ください。
アップデート方法
- インストール済みのバージョンを確認:
claude --version - その場でアップデート:
claude update - ダイアログはEnterで確定、Escでキャンセルするようになりました。
y/nを使っていた場合は、keybindings.jsonでそれぞれconfirm:yes/confirm:noに割り当ててください。Opus 5.5のような新しくリリースされたモデルは、/effortでレベルを選ぶまでデフォルトの努力レベルで動作します。