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Claude Code v2.1.271:Remoteセッションのファストモード、コマンド単位のサンドボックスドメイン、omitClaudeMd

Claude Code v2.1.271では、Remoteセッションでファストモードが使えるようになり、サンドボックス付きオートモードでのコマンド単位の許可ドメイン、サブエージェント向けのomitClaudeMd、プラグインインストールの--accept-command、Monitorの期限が加わりました。

Claude Code v2.1.271は、変更履歴に96項目が並ぶ大規模なリリースです。Claude Code Remoteセッションでファストモードが使えるようになり、オートモードのサンドボックス化されたコマンドに対するコマンド単位のネットワーク許可と、サブエージェント向けのomitClaudeMdオプションが追加されたほか、オートモードとMonitorの監視の動作も変わりました。修正の多くは、組織ポリシーの読み込み、Bashの権限チェック、MCP、セッションの再開に関するものです。

新機能

Claude Code Remoteセッションでのファストモード

クラウドとself-hosted runnerの両方で、Claude Code Remoteセッションでもファストモードが使えるようになりました。組織が許可している範囲で、ホスト側のファストモード設定、またはセッション内で入力した/fastが適用されます。

サンドボックス付きオートモードでのコマンド単位の許可ドメイン

サンドボックスを有効にしたオートモードで、Bash、PowerShell、Monitorがコマンド単位のallowed_domainsに対応しました。コマンドが必要とするホストはコマンドと一緒に審査され、そのコマンドに対してのみ開放されます。それ以外のホストは拒否されます。

サブエージェント向けのomitClaudeMd

エージェントのフロントマターと--agentsのJSONでomitClaudeMdを指定できるようになりました。これにより、カスタムサブエージェントやプラグインのサブエージェントを、ユーザー・プロジェクト・ローカルのCLAUDE.mdファイルなしで実行できます。マネージドポリシーのファイルは引き続き読み込まれます。

プラグインコマンドの承認と料金の倍率

claude plugin installとclaude plugin updateに--accept-command <sha256>が追加されました。-yの代わりに、以前の--json実行で表示されたコマンドと完全に一致するものだけを承認します。また、modelPricingマネージド設定とClaude apps gatewayのpricingブロックで、1を超え最大10までのmultiplierを指定できるようになり、上乗せした社内チャージバック料金に使えます。

self-hosted runnerのオプション

claude self-hosted-runner --drain-marker-file <path>を指定すると、SIGTERMによるドレイン時にそのファイルが存在する場合、runnerは終了をホストのドレインとしてサーバーに報告します(テレメトリー用途のみ)。あわせて--host-config-snapshot disk|memoryオプションが追加され、ホストの設定ディレクトリが64 MiBを超えるとrunnerのセッションがホストの設定(設定、スキル、プラグイン、MCPサーバー)をすべて黙って失う問題が修正されました。

/configのマウス対応

フルスクリーンモードの/configパネルがマウスに対応しました。ホイールで設定一覧をスクロールし、設定の値をクリックすると変更でき、ポインターの下の行がハイライトされます。

オートモードとMonitorの動作変更

  • オートモードでは、スキルやスラッシュコマンドにインラインで書かれた!のシェルコマンドが、分類器ではなくデフォルトモードの権限ルールに従うようになりました。どのルールでも判定されないコマンドは、審査付きのツール呼び出しとして実行されます。
  • オートモードでは、サブエージェントが呼び出し元へ結果を返す際、最後のメッセージを事後に審査するのではなく、安全分類器が審査する専用の引き渡し呼び出しを使うようになりました。
  • Monitorの監視には常に期限が設けられるようになり(最大30分、単発プロンプトの-p実行では10分)、Claudeに再設定を促す通知が送られます。タイムアウトのないpersistentオプションはこれに置き換えられました。

動的ワークフローの変更

動的ワークフローは、利用上限に達すると、該当するエージェントを破棄せずに一時停止し、上限がリセットされると自動的に再開するようになりました。Proプランでの動的ワークフローのデフォルトサイズはsmallになり、mediumサイズの目安は15エージェントから10エージェントに引き下げられました。

修正と改善

  • 組織ポリシー:アカウント、組織、APIキーを切り替えた後にキャッシュされた組織ポリシーが再利用されなくなり、セッション中に認証情報が変わった場合も毎時のチェックを待たずにポリシーが更新されます。起動後にポリシーの読み込みが完了したときや、セッション中にポリシーが変わったときにも、ツールとコマンドの一覧が更新されるようになりました。
  • マネージドMCP:読み取りや解析ができないエンタープライズのmanaged-mcp.jsonが無視されなくなりました。MCPの排他的な制御を維持し(ユーザー、プロジェクト、プラグインのサーバーは読み込まれません)、起動時に警告します。
  • Bashの権限チェック:チェッカーが認識できないオプションの後にファイルが続く場合でも、fmtやcolumnなどのコマンドが読み込むファイルを見逃さなくなりました。コマンドのパターンやオプションの値にワイルドカードがある場合(例:grep -v dir/* file)に展開先のファイルを飛ばすことも、シェル変数の宣言フラグによって実行中のコマンドを誤認させられることもなくなりました。bypassモードとオートモードでpermissions.blockReadsOutsideWorkingDirectoriesを有効にしている場合に、ディレクトリ移動を2回含むコマンド、サブシェル、cd+gitの連結がプロンプトを飛ばす問題も修正されています。
  • ファストモード:組織でファストモードが無効な場合に、/fast offが「Fast mode unavailable」と答えずにファストモードをオフにするようになりました。CLAUDE_CODE_SKIP_FAST_MODE_ORG_CHECKで起動したセッションが、APIにファストモードを拒否された後も毎ターン高速リクエストを再送する問題や、CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOGの下でファストモードが利用クレジットの上限や過負荷の際に標準速度へ戻らない問題も修正されました。
  • 再開:/resumeと/teleportが前の会話のファイル読み取り記録を引き継がなくなりました。これにより、再開した会話で一度も読んでいないファイルをClaudeが編集できてしまう状態が解消されます。再開したセッションのモデルファミリーが設定済みのデフォルトモデルと異なる場合に--resumeが1Mコンテキストウィンドウ([1m])を失う問題や、/artifactsで添付したアーティファクトが--resume後に消える問題も修正されています。
  • バックグラウンドコマンド:会話のコンパクション後もまだ実行中のバックグラウンドコマンド(監視タスクや開発サーバーなど)を、Claudeが二重に起動しなくなりました。
  • Linuxのgit:サンドボックス化されたコマンドの起動失敗後に残った古い.git/config.lockが、セッションの残りの間git checkout -b、git push -u、git configを壊す問題を修正しました。
  • ゲートウェイとプロキシ:LLMゲートウェイが非ストリーミングの応答をtext/plainで返した場合に、ターンが「API returned an empty or malformed response」で失敗しなくなりました。ANTHROPIC_UNIX_SOCKETで設定したサードパーティのローカルプロキシは、Remote Controlも含め、再び他のカスタムゲートウェイと同様に扱われます。Claude apps gateway、Bedrock、Vertex AI、Foundryのセッションが、使っていない古いclaude.aiのログインを更新することもなくなりました。
  • MCP:MCPサーバーがlist_changed通知を短い間隔で送り続けた場合の持続的な高CPU使用率、MCPのOAuthクライアント登録に関する複数の問題、ClaudeがMCPツールを完全な名前ではなく名前だけで選んだ際にツール検索が何も返さない問題を修正しました。claude mcp serveはツール呼び出しの実行中に30秒ごとに進捗を送信するようになり、何も出力しない長いコマンドがアイドルタイムアウトで中断されなくなりました。
  • フック:SessionStart、UserPromptSubmit、PreToolUse、SessionEndのいずれかのフックが実行中であることが、経過時間とともにスピナーに表示されるようになり、SessionStartフックを待っているプロンプトはEscでキャンセルできます。フックのマッチャーが__proto__やconstructorなどの継承されたオブジェクトのプロパティ名になっている場合に、対話式の/hooksメニューがクラッシュする問題も修正されました。
  • スキル:claude.aiから同期したスキルが、サインアウト後もディスクに無期限に残ることはなくなりました。cleanupPeriodDays以内に更新されなかったコピーは、次回の起動時に復元可能なゴミ箱へ移動されます。同梱のclaude-apiスキルは、ストリーミングするカスタムツールでeager_input_streamingを有効にし、成果物を伴うManaged Agentsの作業をuser.define_outcomeから始めるようになりました。
  • アーティファクト:アーティファクトとして公開したMarkdownファイルが、スタイル付きのドキュメントページとして表示されるようになりました。1つのセッションで、他の場所での再公開を監視できる公開済みアーティファクトの数が5件から10件に増え、バックグラウンドセッション(claude --bg、claude agents)も自身が公開したアーティファクトを監視するようになりました。
  • プロンプト入力:IDEの選択範囲インジケーターが、複数行のプロンプトを圧迫せずテキストと一緒に折り返す[⧉ …]ピルになりました。Backspaceで削除すると選択範囲は添付されません。/add-dirのパス入力では左右の矢印キーでカーソルを移動でき、Enterでは入力したパスだけが追加されます。
  • パフォーマンス:大きな差分や長いトランスクリプトの描画が速くなり、遅いフレームが減りました。また、起動のたびに行われていた組み込みモデルデータの冗長な検証を省くことで、起動もわずかに速くなりました。
  • Windows:セッションの一時出力パスが260文字に達すると、PowerShellのコマンドが出力なしで「Exit code 1」として失敗する問題を修正しました。inode 0を報告する仮想ドライブから、2つ目以降のカスタムエージェント、スラッシュコマンド、出力スタイルが読み込まれない問題も修正されています。
  • VS Code:新しいAttach Open File設定をオフにすると、開いているファイルがメッセージに追加されなくなります(選択したテキストは引き続き添付されます)。HooksダイアログとPermission rulesダイアログの保存に関する複数の問題が修正され、Windowsで拡張機能がバックグラウンドコマンドを実行する際にコンソールウィンドウが一瞬表示されることもなくなりました。
  • Claude Code on the web:クラウドセッションのプロセスが終了したのにセッションが動いているように見え、応答まで約10分かかることがある問題を修正しました。Routinesページは、YoursタブとTemplatesタブを備えた新しいレイアウトになり(カレンダービューは削除)、管理設定のCloud environmentsエディターにはCustom network accessオプションが追加されました。
  • Claude Tag:Claudeが常駐しているチャンネルで、会話の大半がスレッド内で行われている場合に、約1時間ごとに作業コンテキストを失う問題を修正しました。また、Claudeを拘束するのはClaude宛ての指示だけになり、判断に迷う場合は確認するようになりました。
  • Code Review:同じ検出結果がまれに2〜3回投稿される問題、後続のレビューで担当者が解決済みにしたセキュリティの検出結果が再投稿される問題、完了済みの/ultrareviewクラウドセッションをClaudeアプリで開き直すとレビュー全体がやり直される問題を修正しました。

このリリースには合計96件の変更が含まれています。すべての項目は公式の変更履歴をご覧ください。

アップデート方法

  1. インストール済みのバージョンを確認:claude --version
  2. その場でアップデート:claude update
  3. Monitorの監視でpersistentオプションを使っている場合は、監視に常に期限(最大30分、-p実行では10分)が設けられ、Claudeに再設定を促す通知が送られるようになった点に注意してください。また、オートモードでは、スキルやスラッシュコマンドにインラインで書かれた!のシェルコマンドが、デフォルトモードの権限ルールに従うようになりました。

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