Claude Code v2.1.267:maxEffortLevel設定、--system-prompt-snapshot off、プロンプトキャッシュの修正
Claude Code v2.1.267では、maxEffortLevel設定と--system-prompt-snapshot offが追加され、ツール、モデル切り替え、再開に伴うプロンプトキャッシュの問題が修正され、マネージド設定のチェックが強化されました。
Claude Code v2.1.267は、変更履歴に53項目が並ぶ大規模なリリースです。プロバイダーをまたいでeffortの上限を設けられるmaxEffortLevel設定と、プロンプトの文面を繰り返し調整するための--system-prompt-snapshot offフラグが追加されました。修正の多くは、ツールの変化、モデルの切り替え、セッションの再開時にプロンプトキャッシュを再利用できるようにするもので、Remote Control、VS Code、Claude Code on the web、Claude Tagの修正も含まれています。
新機能
maxEffortLevel設定
新しいmaxEffortLevel設定は、トップレベルまたはmodelSettingsの下のモデルごとに指定でき、Bedrock、Vertex、Foundryを含むすべてのプロバイダーでeffortレベルの上限を設けます。ユーザーはそれより低いレベルを選ぶこともできます。
--system-prompt-snapshot off
--system-prompt-snapshot offを指定すると、会話に記録されたプロンプトを再利用せず、リクエストのたびにシステムプロンプトを新たに生成します。プロンプトの文面を繰り返し調整する用途向けです。
self-hosted runnerとゲートウェイの変更
- self-hosted runner:
--use-anthropic-git-proxyが登録時にサーバーへ報告されるようになり、従来のgitプロキシ経由でまだクローンしているセッションごとに警告が表示されます。 - ゲートウェイ:
forward_user_identityのアップストリームは、メールアドレスが転送された開発者に対して、次のアップストリームにフェイルオーバーするのではなく429をそのまま返すようになりました。これによりプロキシのユーザーごとの制限が維持されます。
Claude Tag:カスタムコネクターへのリンク
Claude Tagの管理者設定にあるプリセットの接続フォームに「Use a custom connector」リンクが追加され、最初からやり直さずにカスタム接続へ切り替えられるようになりました。
修正と改善
プロンプトキャッシュ
/modelでモデルを切り替えると、すべてのツール定義が再送信される(プロンプトキャッシュミスになる)問題を修正。コミットとPRの帰属表示テキストは、モデルの変更に合わせて更新される会話内のメモとして届くようになりました- ToolSearchのないセッションで、セッション途中のMCPやプラグインのツールがツール一覧に追加され、プロンプトキャッシュの再利用が妨げられる問題を修正。対応モデルには遅延定義として渡されるようになりました
- MCPサーバーの切断やアップグレードによって会話の途中でツールが消えた際に、ツール一覧が書き換えられ、以前の思考内容が破棄される問題を修正
- 再開したセッションで、MCPコネクターの再接続のタイミングが以前と異なるとインラインのツールセットが書き換えられる問題と、コネクターの再接続前に以前のMCPツールの告知が書き換えられる問題を修正
- プリントモード(
-p)の会話をインタラクティブに再開した際に、システムプロンプトのプレフィックスが変わってプロンプトキャッシュが途切れる問題を修正 --system-promptまたは--append-system-promptで開始したサブエージェントとセッションは、システムプロンプトとツール定義を再レンダリングせず、一度だけ記録するようになりました
セキュリティとマネージド設定
- マネージドの
allowedHttpHookUrls、httpHookAllowedEnvVars、allowedChannelPluginsが読み取れない場合に、すべてを許可するのではなく何も許可しないように修正 - macOSとLinuxで、バックスラッシュを含むマーケットプレイスのエントリパスが、取得したマーケットプレイスの封じ込めチェックを回避できることがある問題を修正
セッションと再開
- デフォルトのeffortがまだ固定されているモデル(Opus 4.7、Opus 4.8、Fable 5)で、カスタムコマンド、スキル、サブエージェントのフロントマターの
effort:が無視される問題を修正 - 大きなセッション(トランスクリプトが5 MB超)の再開時に、並列ツール呼び出しとそのフック出力が再読み込みした会話から欠落する問題を修正
-p --resume経由で/compactなどのスラッシュコマンドを実行した後にセッションを再開すると、不要な「Continue from where you left off.」のターンが挿入される問題を修正
Remote Controlとクラウド
claude remote-controlのサーバー認証情報が期限切れになる(開始から約30日後)と、終了してアタッチ中のすべてのセッションが切断される問題を修正。ホストが再登録して動作を続けるようになりました- Claude DesktopやVS Codeのセッションに参加したRemote Controlクライアントが、権限モードが再度変更されるまで古い権限モードを表示する問題を修正
- マネージド設定でサンドボックスが必須の組織で、クラウド上のCoworkのスケジュールタスクが起動時に失敗する問題を修正
- Claude Desktopなどのホストアプリの下で、期限切れのAWSやGoogle Cloudの認証情報が一般的な「request failed」で10回再試行されてから再認証のエラーが表示される問題を修正
VS Code
- 保存されたトランスクリプトに循環した親リンクを含む会話で、フォーク、以前のメッセージの編集、巻き戻しを行うと、拡張機能ホストがCPU 100%でハングする問題を修正
- チャット内のdiffブロックが常にダークのエディターテーマで表示される問題を修正。ハイコントラストを含め、現在のVS Codeのカラーテーマに従うようになりました
- パスにスペースを含むファイルが@メンションで欠落する問題と、Windows(CRLF)の改行コードのファイルでdiffビューの編集を受け入れると「String not found in file」で失敗する問題を修正
Claude Code on the webとClaude Tag
- Claude Code on the web:Claude GitHub Appのない組織で
ghやGitHub APIの呼び出しが失敗する問題を修正。接続済みのGitHubアカウントを使用し、接続されていない場合はその旨が表示されるようになりました - Claude Tag:組織の使用クレジットが尽きたときに、Claudeが「The API rejected the request as invalid」と返信する問題を修正。クレジットが尽きたことと、追加する方法が説明されるようになりました
v2.1.267には合計53件の変更が含まれています。すべての項目は完全な変更履歴をご覧ください。
アップデート方法
- インストール済みのバージョンを確認:
claude --version - その場でアップデート:
claude update - 管理者の方へ:マネージドの
allowedHttpHookUrls、httpHookAllowedEnvVars、allowedChannelPluginsは、読み取れない場合にすべてを許可するのではなく何も許可しなくなったため、これらの設定が正しく読み取れることを確認してください。