Claude Code v2.1.261:/skill-doctor、インライン出力上限の拡大、Bash風の単語編集
Claude Code v2.1.261では、/skill-doctor、bashOutputMaxCharsとtaskOutputMaxCharsの設定、/statusのOrganization policy行が追加され、プロンプトの単語編集キーがBashと同じ動作になりました。
Claude Code v2.1.261は、変更履歴に67項目が並ぶ大規模なリリースで、そのうち26項目がVS Code関連です。未使用のスキルを見つける/skill-doctor、Claudeがインラインで受け取るコマンド出力の量を増やせる設定、組織のポリシーを読み込めなかった理由を示す診断行、Bashと同じ動作の単語編集キーが追加されました。そのほかの修正は、Remote Control、セッションの再開、入力処理、BedrockとVertex AIのプロバイダー設定が中心です。
新機能
/skill-doctor
/skill-doctorは、読み込まれているスキルのうち使われていないものと、それらがコンテキストに占めるコストを表示します。不要なスキルを整理するのに役立ちます。
インライン出力の上限を拡大
新しいbashOutputMaxCharsとtaskOutputMaxCharsの設定により、コマンドやバックグラウンドタスクの出力がファイルに保存される前にClaudeがインラインで受け取る量を、最大128K文字まで増やせます。
組織ポリシーの診断
/statusとclaude doctorに「Organization policy」行が追加され、組織のポリシーを読み込めなかった理由(プロキシがエンドポイントへの通信を通していないなど)が表示されます。
サブエージェントのシステムプロンプトをファイルから読み込み
--append-subagent-system-prompt-fileで、サブエージェントのシステムプロンプトをファイルから読み込めます。コマンドラインで渡すには大きすぎるプロンプト向けです。
Bashと同じ単語編集
プロンプトの単語編集キーがBashと同じ動作になりました。Ctrl+Wは直前の空白まで削除し、Alt+FとAlt+Dは単語の末尾で止まり、句読点も単語の区切りとして扱われます。keybindingFlavorは効果を持たなくなりました。
オートモードと安全確認
- オートモードは、公開されている図のレンダラーのURLにコンテンツを詰め込んだリンクを、そのサイトへのアップロードとして扱うようになりました。ユーザーが求めた場合を除き、自動承認されません。
- 危険な
rmに対する安全確認が、位置パラメーターに対するrm -rfや、ダブルクォートで囲まれたsh -cスクリプト内のrm -rfも検出するようになりました。
サインインとゲートウェイの変更
- マネージド設定で
forceLoginMethod: "gateway"が固定されているマシンでは、残っているAPIキーやclaude.aiのログインを無視して/loginを求めるようになりました。Bedrock、Vertex AI、Foundryのセッションには影響しません。 - マネージド設定の読み込み時(起動時または
/login後)にClaude appsゲートウェイから403が返された場合、再サインインを促すのではなく、組織でClaude Codeが有効になっていない可能性があると表示されるようになりました。
ピッカーでのモデル名表示
Claude Codeが認識できるモデルについては、/modelピッカーとVS Codeのモデルピルに、Bedrock、Vertex AI、LLMゲートウェイの生のIDではなくモデル名が表示されるようになりました。VS Codeのモデルピッカーは、すべてのモデルを並べた1つのリストになり、残された古いモデル表記の行は最後に表示されます。
VS Code
- Output stylesメニューに「Build a custom style」ウォークスルーが追加されました。カスタム出力スタイルのファイルを作成し、すぐに一覧に表示します。
- MCPサーバーのダイアログにAdd serverフォームとRemove操作が追加され、IDEを離れずにMCPサーバーを追加・削除できるようになりました。
- ターミナル、別のVS Codeウィンドウ、Claude Desktopで開いているセッションには、セッションリストで中空のリングが表示されるようになり、閉じているように見えなくなりました。
- 権限や質問のプロンプトに折りたたみボタンが追加され、プロンプトを閉じずに背後の会話を読めるようになりました。プロンプトの横の領域で会話をスクロールすることもできます。
- セッションリストの右クリックメニューに「Archive session」が追加され、Unarchiveに専用のアイコンが付きました。
修正と改善
入力とターミナル
- 高速な入力やキーリピートの際に、入力または貼り付けた文字の順序が入れ替わったり欠落したりすることがある問題を修正
- プロンプト入力で、インラインの
[Image #N]チップの直前の文字を削除できない問題を修正 - バックグラウンドのワークフローやエージェントがまだ実行中なのに、ターミナルの進捗インジケーター(iTerm2、Ghostty、ConEmu)がセッションを完了と表示する問題を修正
セッションと再開
- セッションを再開すると、並列ツール呼び出しの前後にあるフックの出力などのコンテキストが失われ、再開後のリクエストが変わってしまう問題を修正
- 最初のプロンプトの直後、ターンが始まる前に送られたStopや中断を、SDKおよびクラウドセッションが無視する問題を修正。ターンは最後まで実行されずに停止するようになりました
claude -p --resume <file>が、トランスクリプトに記録された不正な形式のセッションIDを採用してしまう問題を修正。新しいセッションIDで再開するようになりました- 再開できないバックグラウンドエージェントの起動処理が短い間隔で繰り返し再試行され、CPU使用率が高止まりする問題を修正
Remote Control
- スマートフォン、ブラウザ、claude.aiアプリがターミナルのセッションに接続したときや、ターミナルでモードを変更した後に、Remote Controlが古い権限モードを表示する問題を修正
- 接続中のスマートフォンやブラウザからターンを停止した後や、
/clearなどのローカルのスラッシュコマンドの後に、Remote Controlのセッションが実行中のまま(スピナーとStopボタンが残る)表示される問題を修正 - 別のマシンにあるオフラインのRemote Controlセッションへの
SendMessageが配信済みのように表示される問題を修正。そのマシンが再接続するまで配信がキューに入っていることが示されるようになりました - ネイティブのWindowsで、TLSを検査する企業プロキシの背後にあるとRemote Controlの受信イベントストリームが失敗する問題を修正
プロバイダーとコネクター
- AWSやAWSの認証情報ヘルパーが応答しない場合にBedrockのセットアップウィザードがハングする問題(明確なエラーでタイムアウトするようになりました)と、TLSを検査するプロキシの背後でモデルのチェックが失敗する問題を修正
GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALSが設定されたGoogle Vertex AIでの起動を改善:APIクライアントの作成時に、Google Cloudプロジェクトの検出が再実行されたり、余分なgcloudプロセスが起動されたりしなくなりました- Googleの認証情報チェックが遅いだけで認証情報はまだ有効な場合に、
gcpAuthRefreshが起動時にブラウザを開いてしまう問題を修正 - 起動時のコネクター取得がタイムアウトすると、claude.aiのコネクターがセッション中ずっと使えなくなる問題を修正。CLIがバックグラウンドで再試行するようになりました
プロンプトキャッシュとパフォーマンス
- インプロセスのエージェントチームのチームメイトが、2ターン目に1ターン目のツールやスキルの告知を再送信し、リクエストのプレフィックスが変わってプロンプトキャッシュを外す問題を修正
- ストリーミングのパフォーマンスを改善:レンダリング済みのブロックが、更新のたびにレイアウトで再チェックされなくなりました
- APIがレスポンスヘッダーを返さない場合、再試行はさらに3分待つのではなく最大で
API_TIMEOUT_MS(デフォルトは10分)まで待つようになり、メッセージには変更すべき点が示されます - トークン数計算APIを利用できない場合、
/contextのトークン数は追加の小型モデルへのリクエストではなく、ローカルでの推定を使うようになりました
v2.1.261には合計67件の変更が含まれています。すべての項目は完全な変更履歴をご覧ください。
アップデート方法
- インストール済みのバージョンを確認:
claude --version - その場でアップデート:
claude update keybindingFlavorを設定している場合、この設定は効果を持たなくなった点にご注意ください。プロンプトの単語編集キーはBashと同じ動作になりました。