Claude Code v2.1.257:Claude Fable 5.1、時刻表示の設定、オートモードの新たな安全策
Claude Code v2.1.257では、Claude Fable 5.1がデフォルトのFableモデルになり、timeFormatとtimeZoneの設定、オートモードのContainment Escapeルールが追加されました。変更履歴は全104項目です。
Claude Code v2.1.257は、変更履歴に104項目が並ぶ大規模なリリースです。Claude Fable 5.1がデフォルトのFableモデルとして追加され、時刻表示形式とタイムゾーンの設定、Containment Escapeルールを含むオートモードの新たな安全策が導入されました。また、権限に関わるいくつかの設定の挙動が変わり、権限、サブエージェント、バックグラウンドセッション、プロンプトキャッシュに関する多数の問題が修正され、VS Code向けの更新もまとめて含まれています。
新機能
Claude Fable 5.1がデフォルトのFableモデルに
Claude Fable 5.1(claude-fable-5-1)が追加され、デフォルトのFableモデルになりました。コンテキストは1Mで、料金は100万トークン(Mtok)あたり$10/$50、キャッシュ読み取りは$0.25/Mtokです。Claude appsゲートウェイのセッションでは、Fable 5.1向けに設定されていないゲートウェイがFable 5.1を拒否するため、fableとbestは当面Fable 5に解決されます。そうした環境でFable 5.1を使うには/modelで選択してください。
時刻表示形式とタイムゾーンの設定
新しい「Time format」(timeFormat)とtimeZoneの設定で、ターン終了時の時計とトランスクリプトビューのタイムスタンプの表示を指定できます。12時間制、24時間制、24時間制UTC、またはstrftimeパターンから選べます。
オートモードの新たな安全策
- 新しいContainment Escapeルールにより、クラウドのメタデータ認証情報の取得、エグレス制限の回避、テナントをまたぐアクセスは、環境側で想定内と示されていない限り自動承認されなくなりました。
- オートモードでは、作業ディレクトリ外のファイルを初めて読み取る前に一度だけ確認が表示され、そうした読み取りをブロックする選択肢(
permissions.blockReadsOutsideWorkingDirectories)も用意されています。 - Coworkとclaude.aiのクラウドセッションでは、自分のものではないアーティファクトを読み取る際、オートモードであっても必ず事前に確認されるようになりました。
サブエージェントのモデルとeffortの制御
CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL_FORCEを使うと、起動ごとの指定やエージェント定義によるモデルの上書きを無視して、CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL(またはメインモデル)をすべてのサブエージェントに適用できます。/effortでsを使うと、/modelと同様に現在のセッションだけのeffortを変更できます。--effortは、新しいモデルのデフォルトeffortの保留(hold)を永続的にではなく、そのセッションに限って解除するようになりました。また、Remote Controlセッション向けにclaude.aiで選んだeffortが保留期間中にも適用されます。
設定と動作の変更
.claude/settings.jsonまたは.claude/settings.local.jsonのdefaultMode: "bypassPermissions"は、"auto"と同様に無視されるようになりました。ユーザー設定またはマネージド設定で指定するか、--permission-modeを渡してください。--add-dir、/add-dir、additionalDirectoriesは、ネットワークパス(UNC共有、/net/<host>のオートマウント)にアクセスする前に、メッセージを表示して拒否するようになりました。Windowsでは割り当て済みのドライブ文字を使用してください。/btwの履歴の移動が←/→からShift+←/Shift+→(または[/])に変わり、最近のサイドクエスチョンを順にたどってライブの回答に戻れます。claude --resume <session-id> --bgは、そのセッションを実行しているものがない場合、黙ってコピーを開始するのではなく、元のIDのままセッションを続行するようになりました。コピーを開始する場合はその旨が通知されます。- BashとPowerShellの権限プロンプトにあった、Ctrl+Eによるコマンドの説明が削除されました。
ゲートウェイのモデル検出
検出された/modelピッカーの項目に、ゲートウェイが提供するdescriptionを表示できるようになりました(CLAUDE_CODE_ENABLE_GATEWAY_MODEL_DISCOVERY)。提供されていない項目は引き続き「From gateway」と表示されます。また、ゲートウェイのモデル検出(CLAUDE_CODE_ENABLE_GATEWAY_MODEL_DISCOVERY=1)はゲートウェイに問い合わせるだけなので、CLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFICが設定されていても実行されるようになりました。
VS Code
- セッションリストパネルに、折りたたみ可能なACCOUNT & USAGEとSESSION MANAGERのセクション見出しが追加され、アカウントのメールアドレス、使用量メーター、使用量ダイアログを開くView detailsリンクが表示されます。Ungroupedセクションにも折りたたみトグルが付きました。
- 入力欄のフッターに、現在のモデルを表示してモデルピッカーを開くモデルピルが追加されました。Effortの行と「More models」ページを備えています。
- コマンドメニューから出力スタイル(カスタムスタイルを含む)を選択できるようになりました。
- 「Delete session」が「Archive session」に変わりました。アーカイブしたセッションはリスト下部の折りたたみ可能な「Archived sessions」グループに移動し、Unarchive操作も用意されています。
- アクションメニューのスラッシュコマンドは、インライン表示ではなくフィルター可能な「Slash commands」ダイアログに一覧表示され、選ぶとそのまま実行されます。MCPサーバーのダイアログにも同じフィルターボックスが追加されました。
修正と改善
権限とセキュリティ
- プラグインが、シンボリックリンクになっているコマンド、エージェント、スキル、フックなどのコンポーネントパスを通じて、自身のディレクトリ外のファイルを読み取れる問題を修正。そのようなパスはエラーで拒否されます
- Bashの
Read()/Edit()拒否ルールが、< fileリダイレクトやtac、egrepなどの読み取り系コマンドに適用されていなかった問題を修正。いずれかの引数やリダイレクト先が拒否ルールに該当すると、コマンドは拒否されます - オートモードで、該当するコマンドが複合コマンドやサブシェル内で実行された場合に
permissions.askルールがスキップされる問題を修正 - zshとbashで解釈が異なる一部の
[[ ]]条件式を、Bashの権限チェックが自動承認していた問題を修正。承認を求めるようになりました - Remote Controlの同意プロンプトを閉じる操作(Esc、または
claude remote-controlでのn)が同意として扱われていた問題を修正
サブエージェントとバックグラウンドセッション
- コンピューターのスリープ、接続の切断、サーバーエラーによってレスポンスがストリーミング途中で途切れた際に、サブエージェントが停止する問題を修正。不完全なレスポンスで終わらず、自動的に続行するようになりました
- トランスクリプトが5 MBを超えたサブエージェント(多数の画像を読み込んだ後など)の再開やメッセージ送信が「No transcript found」で失敗する問題を修正
- シェルから切り離されたバックグラウンドコマンド(
timeoutやsetsidの配下など)が、タスクの停止やClaude Codeの終了後も残り続ける問題を修正 --resumeがバックグラウンドに移した会話を二重に表示し、--continueがバックグラウンド化する前の停止したコピーを開いてしまう問題を修正。--continueは完了済みのバックグラウンドセッションも開けるようになりました
プロンプトキャッシュとパフォーマンス
- advisorモデルを設定したセッションで、バックグラウンドリクエスト(コンパクション、
/recap、プロンプト候補)がプロンプトキャッシュを外し、毎回会話全体をキャッシュなしで再送信していた問題を修正 - スクリーンショットの多い長いセッションで、画像がリクエストごとのサイズ上限を超えると毎ターンプロンプトキャッシュを外してしまう問題を修正
/forkが新しいバックグラウンドセッションで元の会話のプロンプトキャッシュを維持するようになりました。worktreeの説明は、システムプロンプトの変更ではなくメッセージとして届きます- レンダリングの負荷を軽減:長い会話でのターンごとの再レンダリング作業が減り、返信が長くなってもストリーミングが遅くならず、バックグラウンドエージェントの更新で画面全体が再レンダリングされなくなりました。キー入力ごとの描画処理も減り、プロンプト入力の応答性が向上しています
プロバイダーとゲートウェイ
- Opus 4.7以降で、長い非表示の思考フェーズ中にBedrockおよびBedrock Mantleへのリクエストが無通信になり、アイドルタイムアウトで接続が切断される問題を修正。ストリームが進捗イベントを送るようになりました
- APIキーモードで、残っていたAnthropicのAPIキーや認証トークンがFoundryのサブスクリプションキーと一緒に送信される問題を修正
- Claude appsゲートウェイのサインインとトークン更新のリクエストが、マネージド設定の取得と同様に、ゲートウェイの固定(pinned)TLS証明書を検証するようになりました
CLIとツール
/code-review --commentが、対象を未対応と報告する代わりに、glab mr noteでGitLabのマージリクエストに指摘を投稿するようになりました- モデルが設定したMonitorの実行中に、
claude -pが最終結果の約5秒後に終了してしまう問題を修正。監視が発火するかタイムアウトするまで待つようになりました - 起動後に作成された
.claude/フォルダ内の設定が、再起動するまで読み込まれない問題を修正 - 強制終了されたセッションが残した古いサンドボックスのマスクファイルについて、
/doctorが警告するようになりました
v2.1.257には合計104件の変更が含まれています。すべての項目は完全な変更履歴をご覧ください。
アップデート方法
- インストール済みのバージョンを確認:
claude --version - その場でアップデート:
claude update - プロジェクトの
.claude/settings.jsonまたは.claude/settings.local.jsonでdefaultMode: "bypassPermissions"を設定している場合、この設定は無視されるようになりました。引き続き必要な場合は、ユーザー設定またはマネージド設定で指定するか、--permission-modeを渡してください。