Claude Code v2.1.216:sandbox.filesystem.disabled設定の追加、長時間セッションの速度低下の修正、worktree分離の修正
Claude Code v2.1.216では、sandbox.filesystem.disabled設定が追加され、ターン数に対して二次的に悪化する長時間セッションの速度低下と、worktree分離のサブエージェントが共有チェックアウトに触れられる問題が修正され、/contextと/rewindも改善されました。
Claude Code v2.1.216は、変更履歴に40項目が並ぶ大規模なリリースです。sandbox.filesystem.disabled設定が追加され、メッセージの正規化コストがターン数に対して二次的に増大していた長時間セッションの速度低下が修正されたほか、権限とworktree分離に関するいくつかの抜け穴が塞がれました。そのほか、/context、/rewind、バックグラウンドセッション、いくつかのエラーメッセージが改善されています。
新機能
sandbox.filesystem.disabled設定
新しいsandbox.filesystem.disabled設定を使うと、ネットワークの外向き通信の制御は維持したまま、ファイルシステムの分離をスキップできます。
/contextのコンテキスト超過警告
会話がコンテキストウィンドウを超えた場合、/contextに明示的な警告が表示されるようになりました。/compactの失敗もエラーとして表示されます。
/rewindがシンボリックリンクとハードリンクをスキップ
/rewindは、追跡対象のパスにあるシンボリックリンクやハードリンクを通じてファイルを復元・削除しなくなり、スキップしたパスの数を報告します。
わかりやすくなった/forkの確認
/forkの確認表示が1行にまとまり、新しいセッションの名前、claude attach用のID、コピーがチェックアウトを共有している場合の注記が表示されます。
バックグラウンドセッションでの/mcpと/install-github-app
クライアントがアタッチされていないバックグラウンドセッションでは、/mcpと/install-github-appがエージェントビューに「needs input」リクエストを保留するようになりました。
レビューと支出上限のメッセージを改善
/ultrareviewのdiffが大きすぎる場合のエラーに、設定された上限、測定したdiffのサイズ、影響の大きいファイルが表示されるようになりました。/code-review ultraの空のdiffに関するメッセージは正確なベースrefを示して明示的なベースの指定を提案し、支出上限の調整プロンプトは変更が拒否された際にサーバーからの理由を表示します。
修正と改善
- パフォーマンス:メッセージの正規化コストがターン数に対して二次的に増大し、数秒の停止や再開の遅れを引き起こしていた、長時間セッションの速度低下を修正しました。
- worktree分離とファイルの安全性:worktree分離のサブエージェントが、
git -C、--git-dir、GIT_DIR/GIT_WORK_TREEを使ってgitを共有チェックアウトへ向けられる問題を修正しました。ワークフローの保存とスケジュールタスクの書き込みが.claudeにあるシンボリックリンクをたどり、プロジェクト外に書き込まれるおそれがある問題も修正されています。 - 権限チェック:
&&リストや否定の中にリダイレクトを含む複合文に対するBashの権限チェックを修正しました。Windowsでは、読み取り専用のコマンドが権限プロンプトなしにネットワークパスへアクセスすることがなくなりました。PowerShellツールでは、不可視のUnicode文字を含むコマンドの権限検証が修正され、gitとghのコマンド引数の検証も改善されています。 - オートモード:セッションの途中でOAuthトークンが期限切れになったりローテーションされたりした後に、オートモードが「HTTP 401」の分類器エラーでコマンドを拒否する問題を修正しました。
- AskUserQuestion:回答で待機や先に説明することを求めたにもかかわらず、AskUserQuestionがClaudeに続行を指示する問題を修正しました。自由記述の回答には中立的な文言が使われます。
- Webとクラウドのセッション:Web版のClaude Codeで、セッションが数分間アイドル状態になった後に同じ質問を繰り返し、回答が失われる問題を修正しました。クラウドセッションでは、ターンの途中でコンテナが再起動しても処理中のメッセージが失われなくなり、中断されたターンはセッションが応答しなくなる代わりに、再開時に再実行されます。
- バックグラウンドエージェント:再開したバックグラウンドエージェントのセッションがデフォルトのエージェントに戻ってしまう問題を修正し、エージェントのプロンプトとツールの制限が復元されるようになりました。起動中に優先度の高いメッセージが届くとバックグラウンドのサブエージェントがキャンセルされる問題も修正されています。また、エージェントリストでCtrl+Xを2回押してもセッションを削除できない問題と、バックグラウンドワーカーが停止していると削除したセッションが再表示される問題も修正されました。
- worktree:作業ディレクトリが選択したプロジェクトと一致しない場合に、worktreeセッションが別のプロジェクトに残ったworktreeに入ってしまう問題を修正しました。
- デーモン:
claude daemon stop --anyが、古いレガシーデーモンのロックファイルを通じて無関係なプロセスを終了させるおそれがある問題を修正しました。 - MCP:MCPの再認証で、新しいサインインが成功する前に有効な認証情報が取り消されてしまう問題と、バックグラウンドセッションでの再接続時の認証要求メッセージが使用できないコマンドを案内する問題を修正しました。
- スキルとコマンド:セッション中に変更したスキルやコマンドが、再起動しなくてもスラッシュメニューに表示されるようになりました。
- テレメトリ:Prometheusのメトリクスエンドポイント(
OTEL_METRICS_EXPORTER=prometheus)が無効な# UNIT行を出力する問題を修正しました。 - VS Code:右から左に書く言語のテキスト(アラビア語、ヘブライ語、ペルシャ語)が、英語やコードと混在すると誤った順序で表示される問題を修正しました。
このリリースには合計40件の変更が含まれています。すべての項目は変更履歴をご覧ください。
アップデート方法
- インストール済みのバージョンを確認:
claude --version - その場でアップデート:
claude update /rewindは、追跡対象のパスにあるシンボリックリンクやハードリンクを通じてファイルを復元・削除しなくなり、スキップしたパスの数を報告するようになった点に注意してください。