Claude Code v2.1.211:stream-jsonへのサブエージェントテキスト転送、「常に許可」ルールのリポジトリルート保存、プロンプトキャッシュの修正
Claude Code v2.1.211では、stream-json出力にサブエージェントの内容を含める--forward-subagent-textが追加され、「常に許可」ルールがリポジトリルートに保存されるようになり、Bedrock、Vertex、Mantle、Foundryでのプロンプトキャッシュのリグレッションが修正されました。
Claude Code v2.1.211は、変更履歴に37項目が並ぶ大規模なリリースです。サブエージェントのテキストと思考をstream-json出力に転送する手段が追加され、「常に許可」(always allow)の権限ルールがgit worktreeをまたいで保持されるようになったほか、Bedrock、Vertex、Mantle、Foundryでのプロンプトキャッシュのリグレッションが修正されました。そのほか、権限の安全性、バックグラウンドエージェント、Claude in Chrome、Windowsに関する変更が含まれます。
新機能
サブエージェントのテキストをstream-jsonに転送
新しい--forward-subagent-textフラグとCLAUDE_CODE_FORWARD_SUBAGENT_TEXT環境変数で、サブエージェントのテキストと思考をstream-json出力に含められるようになりました。
「常に許可」ルールをリポジトリルートに保存
「常に許可」(always allow)の権限ルールがリポジトリのルートに保存されるようになりました。git worktreeで許可した内容が、セッションやworktreeをまたいで保持されます。
整数の環境変数で指数表記に対応
タイムアウト、トークン予算、リトライ回数などの整数の環境変数で、1e6や64_000のような指数表記や桁区切りの表記を使えるようになりました。
VimモードのsとS
Vimモードで、sとS(文字/行の置換)がNORMALモードで使えるようになり、vimの挙動と一致しました。
バックグラウンドエージェントの結果報告
Claudeは、まだ実行中のバックグラウンドエージェントの状態を報告し、結果を捏造せずに実際の完了を待つようになりました。
/usage-creditsの確認
/usage-creditsは、組織の管理者にリクエストを送信する前に確認を求めるようになりました。
Claude in Chrome:スクリーンショットのsave_to_disk
スクリーンショット操作のsave_to_diskが、画像をディスクに書き込んでパスを返すようになりました。以前は何も行われていませんでした。
修正と改善
- プロンプトキャッシュ:Bedrock、Vertex、Mantle、Foundryで、末尾のシステムコンテキストブロックがリクエストのたびに新規の入力トークンとして課金されていたプロンプトキャッシュのリグレッションを修正しました。
- 権限:チャットチャネルに転送される権限プレビューで、双方向オーバーライド文字、ゼロ幅文字、見た目の似た引用符が無害化されるようになり、ツールの入力で承認メッセージの見た目を改変できなくなりました。サンドボックス外のBashでオートモードがPreToolUseフックの
ask判定を上書きする問題も修正され、フックがaskを返した場合は最低でも確認プロンプトが表示されます。 - ログイン:多数のセッションが1つの認証情報ストアを共有している場合に、スリープ復帰後に並行して動いているClaude Codeセッションがすべて同時にログアウトする問題を修正しました。LLMゲートウェイ認証(
ANTHROPIC_AUTH_TOKEN+ANTHROPIC_BASE_URL)を使うバックグラウンドジョブが、デーモンによる再起動後に「Not logged in」になる問題も修正されています。 - モデル:VertexとBedrockでモデルを明示的に設定している場合に、Claude Codeが起動時にデフォルトのOpusモデルを試し、不要なフォールバック通知を表示する問題を修正しました。明示的にモデルを指定して起動したサブエージェントが、再開時やフォローアップメッセージの受信時に親のモデルに戻ってしまう問題も修正されています。
- 設定:設定ソースからプロジェクト設定を除外している場合でも、ネストされた
.claude/rules/*.mdファイルが読み込まれる問題を修正しました。 - MCP:アイドル状態のWebセッションが復帰した後にプラグインのMCPサーバーが再接続されず、次のメッセージまでMCP呼び出しが失敗し続ける問題を修正しました。
- バックグラウンドエージェント:ユーザーが終了したバックグラウンドエージェントが自動的に再起動する問題と、復活したエージェントが古いセッションの古いプロンプトを再実行する問題を修正しました。エージェントビューから停止直後のバックグラウンドセッションを開き直すと同じセッションIDで空の会話が始まる問題も修正されています。また、gitがworktreeを認識しなくなった
claude agentsのジョブが削除できなくなる問題が修正され、削除が拒否された理由が行に表示されるようになりました。 - セッションコマンド:
/loopを一度使うとセッションが/resumeに表示されなくなる問題を修正しました。/clearでセッションのコストカウンターがリセットされるようになり、ステータスラインのコストは$0から始まります。 - Claude in Chrome:リモートおよびCLIセッションからClaude in Chromeへのファイルアップロードの問題を修正しました。拡張機能が有効でもChromeが起動していない場合の起動時のハングも修正され、ファイルアップロードのパス検証が強化されています。
- Windows:stdinを読み取れない場合に、ヘッドレスのprintモードセッションがクラッシュしたり黙って終了したりする問題を修正しました。
- パフォーマンス:ターミナルのレイアウトとレンダリングのパフォーマンスが向上しました。
- アクセシビリティ:
/terminal-setupやオンボーディングでのターミナル設定の後に、スクリーンリーダーの利用者がターミナルのベル音を聞けなくなる問題を修正しました。
このリリースには合計37件の変更が含まれています。すべての項目は変更履歴をご覧ください。
アップデート方法
- インストール済みのバージョンを確認:
claude --version - その場でアップデート:
claude update - 「常に許可」の権限ルールはリポジトリのルートに保存されるようになり、git worktreeで許可した内容が他のセッションやworktreeにも適用される点に注意してください。