Claude Code v2.1.223:権限バイパスの修正、/reviewが/code-reviewのエイリアスに、マーケットプレイスのオーナーワイルドカード
Claude Code v2.1.223では、権限とサンドボックスに関する複数の抜け穴が修正され、/reviewが/code-reviewのエイリアスになり、マーケットプレイスのポリシーでオーナーワイルドカードが使えるようになりました。CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXTはネイティブ1Mのすべてのモデルに適用されます。
Claude Code v2.1.223には19件の変更が含まれ、そのうち複数が権限とサンドボックスの抜け穴を塞ぐものです。具体的には、Bashの権限バイパス、承認ダイアログでコマンドの一部が隠れてしまう問題、ワークフロースクリプトが動的import()でワークフローのサンドボックス外に抜け出せる問題、エージェント定義が組織のbypass-permissions無効化ポリシーを無視する問題が修正されました。あわせて/reviewが/code-reviewのエイリアスになり、マーケットプレイスの管理設定にオーナーワイルドカードが追加され、自動コンパクション時のコンテキストウィンドウ上限の扱いも変更されています。
新機能
/reviewが/code-reviewのエイリアスに
/reviewは/code-reviewのエイリアスになりました。/code-reviewは現在のdiffまたはPRをレビューします(/code-review <level> <pr#>)。クラウドでの詳細なレビューには/code-review ultraを使います。effortレベルを指定せずに/code-reviewを実行すると、前回入力したレベルが再利用されます。変更するには/code-review highのようにレベルを入力します。
マーケットプレイスポリシーのオーナーワイルドカード
管理設定のstrictKnownMarketplacesとblockedMarketplacesで、オーナーワイルドカードのエントリ("owner/*")が使えるようになりました。GitHub組織配下のすべてのマーケットプレイスリポジトリをまとめて許可またはブロックできます。
CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXTがネイティブ1Mのすべてのモデルに適用
CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXTは、固定のリストだけでなく、ネイティブで1Mウィンドウを持つすべてのClaudeモデルを自動コンパクションによって200Kに抑えるようになりました。自動コンパクションがセッションを200Kに抑えられていない場合は、起動時に警告が表示されます。
認識されないモデルのコンテキストウィンドウ制限
認識されないモデルIDのセッションについて、自動コンパクションは想定コンテキストウィンドウを超えて拡大させず、その範囲内に保つようになりました。以前の動作に戻すにはCLAUDE_CODE_DISABLE_UNKNOWN_MODEL_WINDOW_ENFORCEMENT=1を設定します。
要求したサブエージェントモデルが制限されている場合の警告
ワークフローエージェント、フォークされたスキル、スラッシュコマンド、再開されたバックグラウンドエージェントが要求したサブエージェントのモデルが制限されており、代わりに親モデルが実行される場合に警告が表示されるようになりました。
クラウドセッションでの/teleportヒント
クラウドセッションに/teleportのヒントが表示され、claude --teleport <session id>でローカルに引き継いで続行する方法が示されるようになりました。
修正と改善
セキュリティと権限
- 細工されたコマンドが自身の一部を権限チェックから隠せてしまうBashの権限バイパスを修正しました。
- タブや不可視のUnicode文字で埋めたコマンドが、承認ダイアログでコマンドの一部を隠せてしまう問題を修正しました。
- ワークフロースクリプトが動的
import()を使ってワークフローのサンドボックス外でコードを実行できてしまう問題を修正しました。 - エージェント定義の
bypassPermissionsモードが、組織のbypass-permissions無効化ポリシーを無視してしまう権限の抜け穴を修正しました。
セッションと再開
- セッション途中で
/cdを実行した後にセッションを再開すると、内容が空になる問題を修正しました。 - 再開中にフォークの親プロンプトの再構築に失敗した場合、フォークされたバックグラウンドエージェントがセッションの残りの間ずっと「already resuming」のまま止まる問題を修正しました。
- 履歴に不正な形式のdiagnostics添付が含まれる場合に、再開したセッションが毎ターン失敗したり、対話アプリが応答しないエラー画面のままになったりする問題を修正しました。
モデルとゲートウェイ
- ゲートウェイのモデル検出で、
vertex_ai/claude-*やbedrock/anthropic.claude-*のようなプロバイダー接頭辞付きIDで登録されたClaudeモデルが表示されない問題を修正しました。 - AnthropicのモデルIDではない
modelOverridesのキーがセッションの正規モデルIDとして扱われる問題を修正しました。未知のキーはドキュメントのとおり無視されます。
管理設定
- サーバーから配信された設定が、マシンローカルの
managed-settings.jsonやMDMプロファイルのenvブロックを無効にしてしまう問題を修正しました。管理者のenvはキーごとにマージされます。
サンドボックスとgit
- Linuxで
sandbox.filesystem.denyWriteが作業ディレクトリを対象に含む場合に、サンドボックス内のコマンドが起動できない問題を修正しました。 - 通常とは異なる
git pushの出力を解析する際に、まれにハングする問題を修正しました。
アップデート方法
- インストール済みのバージョンを確認:
claude --version - その場でアップデート:
claude update - Claude Codeが認識しないモデルIDを使っている場合、自動コンパクションがそれらのセッションを想定コンテキストウィンドウ内に保つようになりました。以前の動作に戻すには
CLAUDE_CODE_DISABLE_UNKNOWN_MODEL_WINDOW_ENFORCEMENT=1を設定してください。